キャリア形成-3「自分の弱みを考える」
こんにちは、愛知県の求職者支援機構です。
前々回のコラムで「自分の強み(長所)」の考え方についてお話しました。
記事はこちら→「キャリア形成-1 自分の強みを考える」
今回は、対となる「自分の弱み(短所)」の考え方についてお話していきます。
なぜ面接では「自分の弱み(短所)」を質問されるの?
採用選考では、長所と合わせて短所を聞かれることがあります。
みなさんも、履歴書や面接選考で、自分の長所と短所を書いたり話したりした経験があるのではないでしょうか。
長所は「自分の強みをどのくらい理解しているか」
ということを意味した質問であることが、容易に想像できます。
それでは「短所」は、一体何のために聞かれるのでしょうか?
短所の質問は、物事へどう対処するかを見られている
採用する側の多くは、会社の理念にむけて「共に成長していく新しいメンバー」として、応募者であるあなたを採用するか否か判断します。
その新しいメンバーを
- どのように教育していくか
- どの程度戦力として考えられるか
- どの部署だと持ち味を発揮できるか
ということを念頭に、採用面接を行っています。
採用する側はその判断をするために、
- 応募者が「自分の弱み(短所)」をどのくらい理解しているのか
- 応募者が「自分の弱み(短所)」に対して、どのように対処しているのか
というポイントを見ています。
ここでいう対処とは、
- 実際に動くこと
- 理解すること
- 表現すること
- 関わること
など、思いや考えを活かすという、広い意味になります。
例えば「自分の弱み」について、
「物事に対して消極的に関わる」ということであれば、
ただ理解しているだけではなく、
「物事に対して自分ができることを考え、実行するようにしている」というように、
自分で考え、対処していることがポイントになります。
行動を伴うことでなくても、「自分の弱み」に対する姿勢が大切です。
「物事に対して消極的に関わる」ということを
「物事に対して落ち着いてコツコツと取り組む」とポジティブに言い換えて、
「物事に対して消極的な面があるが、落ち着いてコツコツと取り組める」
と、自分の強みとして活かしているのであれば、
「自分の弱み」を理解した上で、その人なりに対処していることが表現されます。
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