就活準備-4「戦略(Strategy)の点検」
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こんにちは。
愛知県で就職支援・キャリア形成支援を行う、一般社団法人JAWSです。
前回、ナンシー・シュロスバーグ(アメリカのキャリア理論家・実践家)の、転機を整理するための「4S」と呼ばれる視点の3つ目「支援(Support)」について説明をしました。
今回は4Sの4つ目、「戦略(Strategy)」について説明をしたいと思います。
「4S」その4-戦略(Strategy)
4Sのおさらい
- 状況(Situation)
- 自己(Self)
- 支援(Support)
- 戦略(Strategy)
これまで3回にわたって、ナンシー・シュロスバーグが提唱した、「人生の過渡期を乗り越えるための視点(4S)」について説明をしました。
ここで簡単に振り返ってみましょう。
自分が岐路に立たされていると感じる時、その状況の原因や過去との関係、それに対する自分のとらえ方を理解すること。
- 「自己(Self)」
仕事に対する自分の考え方や価値観、感じ方の傾向などを改めて整理することを、自己理解のポイントとしてあげました。
人間関係や関係機関、上司や同僚など、自分にとって協力を得ることができる大切な資源に目を向けることが、ピンチを乗り越えるカギであることを述べました。
「戦略(Strategy)」を点検しよう
そして、今回は、最後のSである「戦略(Strategy)」についてです。
これまでの3つのSを点検した後に、実際に動き始めるにあたって点検すべきこととして、以下のことが挙げられます。
- 現在の状況を変えるために、どのような対応をしているか?
例えば、就職活動のためにハローワークに出向くことや、必要なスキルや資格を得るために訓練校などのトレーニングを受けているか。
- 現在の状況に対する見方や意味を変える対応をしているか?
自分にとって有益な、プラスの考え方や見方を持つことができるか。
※特に、予期せぬ流れで岐路に立たされ決断をしなければならない状況にある時など、人はネガティブな考え方や見方に陥りやすいため。
- ストレスを解消する方法を持っているか?
心身ともに大きな負担がかかる状況で、自分なりに適切なストレスの解消法を持っているか。
あくまで点検項目なので、できていなければならない、できていないことは良くない、という善悪の判断で考えるものではありません。
点検することで気づける3つのこと
- 自分が状況を変えるための行動がとれていないことを改めて知ること
- ついマイナスな面にばかり目が活きやすくなっていること
- 肩に力が入っていることにさえ気が付かずにストレスを抱えていること
それらのことに自ら気づくために、点検をすることが大切なのです。
4Sの提唱者であるシュロスバーグは、4Sの3つ目「点検」の次のステップとして、具体的な戦略を立てて実行することを挙げています。
つまり、今回の戦略(Strategy)を含めて、今まで気づかなかったそれぞれの面に気づくために4Sという視点を利用した上で、
- 改めて様々な社会資源を利用する
- 人間関係のサポートを受けられるよう協力を仰ぐ
- ハローワークに出向く
など、実際の行動を移すことができるのです。
愛知県の一般社団法人JAWSでは、皆さんの4Sを点検する作業や、自分の考え方や見方を広げるために共に考える作業のお手伝いをさせていただければと思います。
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