キャリア形成-4「自分の興味を知る」
こんにちは。愛知県の求職者支援機構です。
これまで3回に渡ってお伝えしてきた、キャリアを考えるコツ。
今回は、自分の「興味」という視点から考えてみましょう。
興味とキャリア形成の関係
キャリアを考えるときに要となるのが、
- どのような仕事に就きたいのか
- どのような方向に進みたいのか
といった目標を決める作業です。
人それぞれ、さまざまな基準で目標を決めますが、特に、「自分がどのようなことに興味があるのか」を考えることは、とても大切な作業です。
みなさんは、「職業興味適正検査」という検査は知っていますか?
これは、生まれ持った性格や職業適正を測る検査ですが、同時に、どのような職業に興味を持っているのかを診断する検査でもあります。
キャリア教育の場でこのような検査がよく用いられていることから、キャリア支援にとっても、「自分の興味を知る」ことは重要なことだと考えられています。
興味重視で仕事を探せばいいの?
興味の対象を知ることは大切です。
しかし、あまり興味があることを重視しすぎてしまうと、本来あるべきさまざまな選択肢に目が届かず、選択の幅を却って狭めてしまうかもしれません。
ゲームが好きな人のケースを例に挙げてみましょう。
「ゲームが好き」ということに目が行き過ぎた場合
この場合、仕事の選択肢として、
- ゲームプログラマー
- CGデザイナー
- シナリオライター
など、ゲームに関する仕事のみが、自分にとって望ましいように思い込んでしまう可能性があります。
人の一般的な傾向として、自分が興味・関心があることに対しては、望ましいものであると思いやすいことがあります。
つまり、「好きなこと = 得意なこと」という判断をしがちになります。
実際、そのように判断した方が、素早く物事に対応できるのでプラスの面もあります。
しかし、自分自身の能力を発揮させ、やりがいを感じる可能性のある選択肢を狭めてしまう可能性も生じてしまいます。
自分の思い込みによって選択肢を狭めてしまうことを予防するためには、
興味があることと自分が得意なことを判別すること、つまり「好きなこと = 得意なこと」と思い込まない事が重要になるのです。
先ほどの例を別の視点で考えてみましょう。
「ゲームが好き」な人の場合
- 反射神経を使うゲームが得意
- ゲームを通じてコミュニケーションをとることが得意
- 創造的な活動を通して人に喜んでもらうことが得意
- プログラミングが得意
というように、同じ「ゲームが好き」でも、その背後にはさまざまな「得意なこと」があります。
それらを発揮させることは、単にゲームに関わるだけではなく、さまざまな選択肢が考えられるのです。
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改めて、自分の好きな事と自分の得意な事を分けて考えようとすると、「好きなこと = 得意なこと」の思いがかなり強く影響しているため、なかなか思いつきにくいことに気づかれるかもしれません。
考える手がかりとして、これまでの自分の足あとや現在の自分自身を振り返ることが大切となります。
求職者支援機構では、皆さん自身の興味のあること、得意なことを改めて考えるお手伝いをさせていただければと思います。
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